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2011/12/281年を振り返って


 2011年も余すところあと僅かとなりましたが、この1年、日本はあの未曾有の大災害となった東日本大震災、台風12号の大雨による洪水等に見舞われ多くの犠牲を払うという大変悲しい年となりました。犠牲となられました皆様方に対し、改めて心から哀悼の意を表する次第です。
 また、業界に目を転じますと、前年から継続していた公認会計士法改正の動きが、年明け早々俄かに活発化しましたが、結局4月に国会で廃案となりました。私は理事会において改正に反対の立場をとっておりましたが、本部の理事会においては賛成多数で可決され、落胆と憤りを感じておりましたので、結果としてはよかったと思っております。
 秋には大王製紙、オリンパス問題と驚くべき事件が発覚し、日本的経営に対してガバナンスの強化が求められております。そして、また、このような不祥事に会計監査はなぜ機能しなかったのかとのご意見は常識的なご見解ではないかと思います。
 この問題に関して協会本部において既に調査が進められていると聞いておりますが、公認会計士の監査の過失の有無を判断できるのは監査を理解している公認会計士であると確信しております。どのような結論になるかはわかりませんが、現象面から捉えた一般社会の判断と監査を知るものが下す判断との間にギャップが生じることは場合によってはあり得ると思っております。
 さて、来年はどのような年になるのでしょうか? ギリシャ問題に端を発したユーロ危機は世界経済に影響を及ぼすと共に円高を招きました。日本経済の活力が削がれることは避けたいものですが、なかなか一朝一夕には解決しない問題です。震災からの復興需要は出て来るとは思いますが、復興だけではなく、明日の日本を創る国家的プロジェクトに対する積極的な投資が必要になってくるように思えます。そうなると財源という問題に突き当たり袋小路になりますが、明日の日本を創るためならば私は建設国債等の借金も必要であると考えます。
 公認会計士業界においても、ガバナンス改革、税理士法改正問題、IFRSの適応判断、未就職問題、業務拡大等重要な事項が目白押しとなっており、一時も休まる時はないように思えますが、明日の業界の為に必要なことには積極的に対応していく必要があります。
 兵庫会におきましても引き続き何が会員・準会員の皆様にとって有益なのかを考えて行かねばなりませんし、地域社会に貢献できる兵庫会でありたいと思っております。
 最後になりましたが、来るべき年が皆様にとって良き年となりますことをお祈り申し上げ、今年最後の会長通信とさせて頂きます。
 来年も宜しくお願い申し上げます。

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