兵庫会について ご挨拶

ご挨拶

日本公認会計士協会 兵庫会 会長:宮田 勇人

会員・準会員の皆様、新年あけましておめでとうございます。平素より兵庫会の会務運営にご理解とご協力をいただき厚く御礼申し上げます。

昨年は、一昨年に引き続き世界的規模での新型コロナウイルスの感染再拡大により、コロナへの対応に追われた年となりましたが、我が国ではワクチン接種等が順調に進み新型コロナウイルスの蔓延が収束しつつあるように思います。7月には205の国と地域が参加しての東京オリンピック・パラリンピック2020が開催され、10月に気候変動予測モデルを開発した真鍋淑朗教授のノーベル物理学賞受賞、11月にイチロー以来20年ぶり2人目、投打二刀流の歴史的な活躍をみせた大谷翔平選手の満票MVP受賞により日本中が歓喜に湧いた年でもありました。

協会本部においては、現在「公認会計士ブランディング」の検討や10年後を見据えた「ビジョンペーパー2022日本公認会計士協会の進むべき方向性」の取りまとめが進められ、また金融庁から11月に「会計監査の在り方に関する懇談会論点整理」が公表されたことを受けて、会長声明が公表されたところです。

懇談会では、次のような環境変化を踏まえて、将来に向けて会計監査の信頼性を確保するために必要な取組について総合的な議論が行われています。

① 国内では、監査報告書「その他の記載内容」の追加、監査手続に係るリスク・アプローチの強化などに関する監査基準の改訂が行われ、監査に関する品質管理基準の改訂に向けた検討が進んでいること

② 国際的にも、非保証業務及び報酬に関する独立性の強化等を内容とする国際会計士倫理基準審議会(IESBA)の倫理規程の改訂が行われたこと、英・独等において、大手企業の会計不正等を契機に監査の在り方の見直しに向けた取組が進められていること

③ 経済社会情勢の変化に伴う監査品質に対する社会からの期待の高まりや公認会計士が担う役割の広がり・働き方の多様化、AIの利用を含む監査業務におけるITを活用した監査手法の導入・開発の進展、サスティナビリティ情報等の非財務情報に対する投資家の関心の高まりなど

その結果として、「会計監査の信頼性確保」に関し、会計監査の品質管理の高度化(深度ある品質管理レビューの実施)等、「公認会計士の能力発揮・能力向上」に関し、公認会計士の働き方の多様化(女性活躍の進展、組織内会計士の増加)、監査基準の高度化やAIを活用した監査の技術革新の進展等、「その他」に監査人と監査役等・内部監査部門との連携や内部統制報告制度の在り方、財務報告に係るガバナンス強化などの課題が提示されました。

兵庫会においては、秋に林 俊行前会長が黄綬褒章受章の栄誉に浴され心より御祝い申し上げます。

事業計画では (1)地域社会への貢献 (2)会員への業務支援 (3)部委員会活動の充実 (4)本部との連携を重点施策とし、感染防止に向けた取組の徹底を図りながら、オンラインでの研修会の実施やWeb会議での部委員会・役員会の開催などにより会務運営を進めております。非営利・公的分野では、1月に社会福祉法人研修会、2月に昨年の包括外部監査補助者養成研修会に続き自治体の議員監査職員向け行政経営改革研修会、3月に第2回知事所轄学校法人研修会を予定しています。また中小企業への支援については、地域経済を支える中小企業の活性化に向け、事業再構築補助金研修会、M&Aをテーマに弁護士交流会を開催しました。また11月に開催した女性会計士活躍の会を通して、ネットワークの構築を進めてまいります。

コロナ禍においても、我々公認会計士に対する地域社会からの期待は高まっており、地方公共団体や地域行政機関、地域関係諸団体等との連携をより一層深めることにより、会員の皆様の業務(活躍の場)拡大につなげていければと思います。

今後とも、兵庫会が地域社会と連携し地域密着型で地域になくてはならない存在として、さらに発展するよう全力で会務運営に取組む所存です。本年は寅年ということで勇敢に課題解決に向けた取組を進めてまいります。会員の皆様には、ご理解とご協力をよろしくお願い申し上げます。

最後に、皆様の益々のご健勝とご活躍を祈念し、新年の挨拶とさせていただきます。